手作り石けん~馬油を配合してみた。使った感想あり~
『馬油』は大昔(戦国時代にはすでに歴史書とかに出てくるよ)から登場する万能薬だとか。
中国では約4000年前から登場するのだそうです!驚異的ですねー。
特にヤケドの薬として有名です。
馬油について
馬油は馬の皮下脂肪から採取します。
馬油にはパルミトレイン酸、αーリノレン酸(4%)が含まれています。
動物性油脂は融点(溶ける温度)が高いものが多いのですが、馬油は肌になじみやすく(個人差があります)さらりとした塗り心地が特徴です。
これは、パルミトレイン酸とαーリノレン酸によるものとされています。
パルミトレイン酸は細胞の再生を助けるのが特徴です。
ここまでは一般的な馬油の解説です。
妊娠線の予防などでも有名ですね。
主にスキンケアとして、直接肌に乗せて使う場合の解説です。
前田さんの著書には「酸化安定性があまり良くないので、配合するならスーパーファットで」と書かれていました。
しかし、実際には馬油100%石けん(釜炊き製法、枠煉り製法)の商品もあります。
例えば
これは実際に使ったことのある商品です。
100%馬油石けんの使い心地
馬油100%の石けんを使ってみると、泡のきめ細かさに驚きます。
泡はモクモクとよく泡立ち、出来た泡はへたったりしません。
良い商品であると実感出来ます。
100%のカッチカチ石けんでも潤いを感じられます。
しかーし、100%馬油石けんでシャンプーをするのは困難を極めます(笑)
キメが細かすぎて、髪を洗うのはものすごく難しい・・・
シャンプーには向いていないと思いました。
(100%の場合ですよ。)
馬油の難点
馬油最大の敵はそのお値段です。
有名ところのソンバーユ 70mlで税抜き価格1000円です。
わたしのお気に入りショップである北海道純馬油本舗馬油ピュアホワイト 100gで2200円(税込み)
普通のお肌に直接塗る、いわゆるスキンケア商品だとこんな感じです。
ちなみに本当にスキンケアに馬油製品を使いたい方には香付きもあります。
80g入り
お試し10g入り(お試しにはローズがあります)
ちょっと色々試したい時や、気分を変えたい時にはオススメです。
顔だけでなく、全身や、ほんのり香を楽しむために胸元、ハンドクリームの代わりにもなります。
薄くつけるだけで潤うので、お試しは本当にオススメです。
ここのショップさんは品質にもこだわっているので、安心して試す事が出来ます。
回し者じゃ無いですよ。ネットで色々調べてみて下さいね。
シャンプーには不向き
馬油が高配合の石けんは、泡立ちが細かくクリーミーなのがかえってアダとなり、シャンプーには向きません(; ;)ホロホロ
泡がモコモコし過ぎて、上手く洗えないんです。
髪を乾かすと、ビックリを通り越して笑えるくらいにフワッフワに膨らみます。
ん?髪のボリュームが少なくて悩んでいる人には良いかも知れないですね!
うっかりしてました。
お肌にはとっても素晴らしい感触なんですけど、シャンプーには大きな泡の方が向いているようです。
配合を調整すれば良いのかも知れませんが、お肌への効果を考えると悩ましいです。
お値段もお高いので、色々と試すのも・・・ね・・・
安く手に入るショップ
手作り石けんで有名なショップさんは、以前は少し割安だったのですが、原材料の高騰なのか、消費税のためなのか、上記で紹介したショップと変わりないお値段でした。
最安ショップ特集組めたら頑張りますね。
わたしの感覚では100gで1000円がお安いわ!のラインです。これよりも低価格は買いですね。
大手薬局チェーンでは秋頃からスキンケア商品として店頭に並びますが、春頃には商品入れ替えのためにセール商品となっていたりします。
ネットで買う場合も春になったら安くなるのかな?
気にしてチェックしてみますね。
馬油は日持ちしますので、買いだめ出来ますよ!。心配だったら冷蔵庫で保管していてもそんなに場所は取らないです。
とか、言ってますけど、我が家の冷蔵庫はわたしのスキンケアグッズで扉の片方は潰れています・・・
まとめ
少量(オイルの5%~10%程度)加えると、少し上質の石けんになります!
お財布にゆとりがあるときや、使ってみたい誘惑に負けた時には是非是非試してみてください。
もらい物の固形100%石けんを削って(超固いので覚悟して望んでね)混ぜ込むというのもありです。→ゆるめのトレース辺りで入れ込むとそのまま型入れ出来ますヨ。
削るというよりも、おろし金でおろす方が楽です。が、細かい粉が舞うのでマスクして作業して下さい。
きめ細かい泡に癒やされること、請け合います!