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石けんつれづれ

手作り石けん~色々なミルクを比べてみた~

ciel

手作り石けんにミルク類を入れている方、入れたい方はたくさんいますよね。

わたしもミルク入りの石けんが大好きです^^

冬用にはガッツリ入れますが、夏用にも少し入れています。

まぁ、ベースにアトピーがあるので、保湿は欠かせないというのもあるんですけども。

夏だからといって、さっぱりする石けんを使っていると、季節の変わり目に痛い目にあいます。

普段から保湿を意識していると、急に空気が乾燥し始めても慌てなくてすみます。

と、いうわけで、色々なミルクを比較検討してみます。

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ミルクの種類

ミルクと一口に言って、形状はさまざまです。

液体から、パウダーなどです(2種類しかないのかな?)

バターやチーズも乳製品の仲間ですが、バターやチーズを石けんに入れないだろうという勝手な憶測で今回は外しました。

一般的なミルクの種類として

  • 牛乳
  • 生クリーム
  • 粉ミルク(赤ちゃん用)
  • ゴートミルク
  • ヨーグルト
  • アイスクリーム

このくらいですかね。

ミルクの比較

 脂肪分価格
牛乳(特濃4.5)9.5g1L 350円
牛乳(普通)8.0g1L  200円
生クリーム88.6g200g 250円~400円
粉ミルク7.0g~7.2g300g 800円~1100円
ゴートミルク59.2g50g 500円
ヨーグルト6.0g 
ヨーグルトドリンクタイプ1.0g 
練乳16.6g400g 400円
アイスクリーム24.0g 

脂肪分は200gあたりのものです。

ミルクを石けんに入れる場合

これらのミルクを200gづつ入れる事は無いと思うので、500gバッチサイズの石けんを作ると仮定し、液状のもの(牛乳、ヨーグルトドリンクタイプ)は200gを入れる、粉状のものは大さじ2杯入れるものとして、計算してみます。

 脂肪分(200g)200gor大さじ2杯
牛乳(特濃4.5)9.5g9.5g
牛乳(普通)8.0g8.0g
生クリーム88.6g13.29g
粉ミルク7.0g~7.2g1.05g
ゴートミルク59.2g8.88g
ヨーグルト6.0g6.0g
ヨーグルトドリンクタイプ1.0g1.0g
練乳16.6g0.24g
アイスクリーム24.0g24.0g

これを見てどうでしょう。

わたしは軽くめまいがしました。

ミルク石けんを考えた時に、牛乳を水分と全て置き換えたらどうなるのかな?と思っていました。

実際に試した事は無いというか、結果うまく出来なかったのですが、粉ミルクを濃縮すれば代用出来ると考えて、試した事があります。

結果は真っ黒に近い、焦げ茶色の石けんになりました。

使い心地がどうこうの前にビジュアルが、う~ん・・・となりました。

(頑張って使い切りましたよ。)

粉ものを入れるならゴートミルクがダントツですね。

脂肪分だけを考えると、生クリームが一番ということになります。

液体状ならアイスクリーム(高い良いやつネ)ですね。

粉ものを石けんに入れるパターン3つ

粉状のものを石けんタネに加える場合のやり方は3通りです。

  • 粉を水分で溶いて入れる
  • 粉をタネの一部と混ぜて入れる
  • 少量の水分で溶き、タネの一部と混ぜて入れる

この方法でタネに混ぜる訳ですが、粉ミルクもゴートミルクもキレイに溶かす事は結構むずかしいですよね。

湯で溶いても牛乳のようにはなりません。

粉をタネの一部と混ぜ合わせてから、全量を合わせても同じです。

全体に均一に混ぜ込むのは、なかなか大変です。

上手に出来たと思っても、カットしてその断面を見てみると、小さなポツポツが見えます。

それを見ると、「あー、やっぱキレイに混ざらなかったなー・・・」

なんて、ちょっと残念な気分になっちゃうんですよね。

液体を石けんに入れるパターン

液体を石けんに入れるパターンとしては

  • 苛性ソーダ水の中に入れていく
  • 撹拌の途中でタネに入れていく
  • 緩いトレースが出た時点でタネに入れて行く
  • 苛性ソーダを加える前にオイルと合わせておく

この4つが考えられると思うのですが、苛性ソーダ水の中に入れるのは、失敗する確率が高くなります。

苛性ソーダが異常に反応して、モロモロしたカッテージチーズみたいになっちゃったりします。匂いもなかなかにすんごいモノがあります。オススメしません。

牛乳を凍らせて少しずつ加えると良いらしいですが、試したことがありません。

アイスクリームは元々凍っているので、溶かして投入すればいいのかな。

糖分も充分入っていそうですしね。

苛性ソーダを入れる前の段階から入れるというのも試した事は無いですが、オイル自体の温度とかを上手くすれば、成功しそうですね。

ゆるーいトレースが出た時点で入れるのも大丈夫そうです。

わたしは苛性ソーダ水を半分くらいいれた状態でミルクを投入していました。

これは失敗率が下がります。

急に温度が上がったりしません。

その後は様子を見つつ、苛性ソーダ水を加えて行けばOKです。

今回の結論

長々と書きましたが、牛乳を水分に全量置き換えるのと、生クリーム大さじ2杯加える手間を比べると、比較するのがバカらしくなっちゃいました。

もうこれからは粉ミルクを使うことは無いでしょう。

ゴートミルクもなかなか良いということが分かりましたが、他のオイルなりを購入するついでがあれば、買うかも?知れないです。

お値段的にも生クリームと大差無いですものね。

生クリームの方が簡単に入手出来るので、余ったモノは冷凍してみます。

あ、世の中には冷凍された生クリームも存在しています。

使う都度解凍していいのか、分かりませんが。

粉モノは保存するのも面倒です。冷蔵庫に入れておかないと湿気てしまうのでね。

200gずつジップロック(袋状)の小さいモノに小分けしてましたが、結構な手間だったんですよ。

いくらジップロックでも完全に空気を抜けないので、そのまま外に置いておくと、湿気にやられます。

アイスクリームは良いかも知れないですね。作る度にちょっとお高いアイスクリームを1個だけ買えば良いんですものね。

生クリームとアイスクリームは試してみようかな?

今までの手間は何だったんだろう?と、ちょっとシンミリしちゃいました。

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ABOUT ME
ciel
ciel
ソーバー/ナース
2001年から手作り石けんを作り始め、気づけば20年以上。

手作り石けんのおかげもあって、アトピー肌も落ち着いた状態が続いています。
このサイトではアトピーさんに特化した情報を提供して行きたいと思っています。

石けん作りでぶつかる疑問も解消出来たらいいな。
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